多くの患者さんはご自分が受けた歯科治療がどれだけもつのか?
その耐久性をご存じありません。
治療する歯の寿命を知らずに歯を削って詰めたり被せたり
歯を抜いた部分にブリッジ治療をしているのです。
よくある歯科医院での出来事です。
ある患者さんは歯を1本抜歯しなくてはいけない状態になっていました。
抜歯した1本の歯を補うための選択肢としてブリッジ治療を選択しました。
ブリッジ治療とは失った歯の両隣の歯を削り、その歯を土台として人工の歯で「橋渡し」のようにつなぐ治療法です。
ブリッジ治療では両隣の健康な歯を虫歯でもないのに大きく削る必要があります。
見た目は自分の歯と同じように再現されるため、歯を失った方はこのブリッジ治療を選択されることは多いです。
しかし、ブリッジ治療を選択された方は数年後に必ず悲劇がやってきます。
その時はじめてご自分が選択した「ブリッジ治療」とはどんなものだったのか?ということを
思い知らされるのですが、もはや後の祭りです。
次のデータをご覧ください。
【インレー・クラウン・ブリッジの寿命】
患者さんに装着したかぶせ物が何らかの原因により、
50%がダメになる平均年数は、
・インレー 約5.4年
・クラウン 約7.1年
・ブリッジ 約8.0年
と「口腔衛生学会雑誌」に報告されています。
歯科修復物の使用年数に関する疫学調査
Causes of Failure of Various Types of Dental Restorations and Their Longevity
「インレー」とは、虫歯をとりのぞいた後につめる金属製の小さなつめもの。
「クラウン」とは、歯の全面全周を覆う金属製のかぶせもの。
「ブリッジ」とは、失った歯の前後の歯をけずり、それを土台としてクラウンを何個かつないだもの。土台として必要であれば、虫歯ではない健康な歯でも削ることになる。
歯医者が治療すればするほど
患者さんの歯の寿命は短くなっていく
こともあるのです。
この患者さんはその後どうなったでしょうか?
ブリッジ治療をするために土台にした両隣の歯が痛みだしました。
もともと神経に近い部分まで大きく削り取ってしまっているので
痛みが出た段階ではもう「歯の神経を抜く」治療しかありません。
虫歯でもない健康な歯を
ブリッジ治療の土台にするからという理由で大きく削り取ってしまったため
失った歯の両隣の歯の神経まで抜くことになってしまったのです。
これは決して珍しい話ではなく
今日も日本中の歯医者さんであたりまえのように行われている治療です。
さらには将来痛みが出ることが想定されるので,ブリッジ治療の前に神経の治療を勧められることも多々あるのが現実です。
今、日本中の歯科医院で行われている歯科治療の8割は
過去に行った治療の再治療です。
つまり、治っているのではなく「再発」が当たり前。
そして「再発」した時には過去の治療よりも事態はもっと深刻になっているというのが当たり前なのです。
これはこの患者さんだけの問題ではありません。
いやいや私は、保険治療ではなく
自費でいいものを入れたので大丈夫なのでは?とお考えになられる方も
いるかもしれません。
しかし、この数字は保険治療の歯だからダメ、自費の歯だからいい、というものではないのです。
根本原因は「虫歯になる度に歯を削って詰めてを繰り返してきたことが原因です。
保険治療ではなく自費の高い歯をいれたとしても同様のことが起こります。
保険がきかない高い歯を入れても、それは見た目にお金をかけていただけだったのです。
虫歯の治療は絶対必要です。
でも、「治療」と称して歯をけずることで歯の寿命をちぢめていたなんて知っていましたか?
ブリッジの土台に使うことがなければ、これから十年、二十年と健康な状態を保てたかもしれないのに、本当に残念でなりません。
繰り返します。
これが日本のほとんどの歯科医院で、ごくふつうにおこなわれている歯科治療の現状です。
まずは、その事実を知って欲しいのです。
入れ歯を使っていると骨と歯茎がやせ細る。
衝撃的なことですが、これは事実です。
入れ歯をつけることによって、歯ぐきは1年で約0.5ミリやせ細っていくと言われています。
10年では約5ミリもやせ細っていきます。
実際に鏡をご覧になり「顔の形が変わってきた」と自覚される患者さんもいらっしゃいます。
そして入れ歯を装着することにより歯ぐきだけではなく、入れ歯のバネをかけた健康な歯まで揺さぶられ横揺れの力によりグラグラ揺れ出し最後は抜け落ちてしまうのです。
入れ歯のバネをかけた歯は4年で93%という高確率でむし歯になります。
そして毎回のお食事をするたびに、横揺れの力で揺さぶられます。
釘抜きのように揺り動かされるのです。
健康な歯は入れ歯をひっかけてバネによりしだいに動いてきて、抜歯しなければならならなくなってしまうのです。
このような原因によって、新しい入れ歯を作っても2~3年で合わなくなってしまいます。
歯を失って、見た目も困り、噛むことができないから入れ歯を作ったのに、その入れ歯が残っている健康な歯を虫歯にしたり、抜歯の原因になったりしているのです。
多くの方は、入れ歯というものがどういう装置なのか?入れ歯を使っているとどうなっていくのか?ご存じありません。
しかも、入れ歯そのものが歯を支えているあごの骨や歯茎をやせ細らせる原因だということは多くの方がご存じありません。
入れ歯は1900年には完成されその後100年ほぼその形態は変わってはいません。
100年前のものをこの「人生100年時代を生きる私たち」が使っているわけです。
保険で作る入れ歯の異物感は、実際に入れてみた方でないとその違和感はわかりません。
口の中は髪の毛1本でも違和感を感じるところです。そんな口の中にあんな大きな装置を入れて気持ちが悪くないはずはありません。
さらに「しゃべりづらい」「かめない」「味がしない」「金属のバネが見えて恥ずかしい」「口臭がひどくなり」「2~3年で合わなくなる」そのデメリットはあげればきりがありません。
それでも、入れ歯がなくならないのは保険治療が適用されるという費用面の問題と、てっとりばやく見た目の回復ができるからです。
入れ歯をいれるかわりにインプラントという技術はありますが、設備や医師の技術力などの問題で、世界的にみると日本では普及がとても遅れています
2020年の今、歯が健康にとって密接な関係があることが明らかにされてきはじめました。
みなさんもテレビや雑誌などで多くの情報を手にしているかと思います。
歯を失った部分にてっとりばやく「入れ歯をしましょう」という安易な治療を吉本歯科医院ではお勧めしておりません。
じっくり、カウンセリングを行い入れ歯治療でもいい方、入れ歯治療をしてはいけない方、を診断し患者さんの意思を尊重して治療を行います。
もうこれ以上、すぐに合わなくなる入れ歯治療でどんどん噛めない状態になっていくつらい思いをさせたくはりません。
これが、私がインプラント治療に力を注いでいる理由です。
どうにかして、あなたのその歯の苦労を
あなたの人生から取り除いてさしあげたい。
独自の歯科治療システムであなたの夢を現実にします。
吉本歯科医院はおそらく今まで通っておられた歯科医院とは全く異なるシステムで快適で健康な歯の状態を香川はもとより、四国各地からお越しになる患者さまに提供しております。
このホームページを続けてご覧頂き、吉本歯科医院の考え方や理念、そして実際に行なっている事をよくお知り下さい。
そして私どもの考え方に共感し、ご理解いただける患者さまにだけお越しいただきたいと考えております。
私どもの理念は
「生涯ご自分の歯でものを噛むことができる」しあわせを手に入れて頂くお手伝いをする、ということです。
おそらくあなたさまが歯科医療に対して持っておられる常識とはまったく逆のことを行なっております。
吉本歯科医院の診療哲学
これが私の開業以来からのゆずれない信念です。
吉本歯科医院 院長 吉本彰夫
吉本歯科医院は、四国では珍しく、咬み合わせを専門とした
インプラント治療を行っている歯科医院です。
合わない入れ歯でお悩みの方、重度の歯周病でお悩みの方、
また、どこに行っても満足のいく治療が得られなかった方へ
最善の歯科治療をご提案しております。
通常のインプラント治療はもちろんのこと、たとえ、すべての歯を失った場合(総入れ歯や重度の歯周病)でも、4本から8本のインプラントを埋め込み、手術を行なったその日に審美性(見た目)と咀嚼機能(咬める)を回復させるオール・オン・フォー(All-on-4)という即日荷重・即時荷重を非常に得意としております。
世界3大インプラントメーカーのノーベルバイオケア社、スリーアイインプラント, 3iインプラントより、
その功績をたたえトロフィーを頂きました。スリーアイ社では四国では吉本歯科医院のみです。
四国各地からお越しになられる患者さまがほとんどのため、
完全予約制で行なっております。
「歯の大切さは、自分が歯を失ってみてはじめてわかる」
と、本当に快適な歯の状態を求めて四国各地から吉本歯科医院にお越しの多くの方はお話しになります。
ある患者さんは、吉本歯科医院にお越しなられる前に、なんと入れ歯を20個近く作られていました。もちろん自由診療で作られているのでその費用は一千万円をゆうに越えているでしょう。
どこの歯科医院に行っても満足のいく入れ歯を作ってもらうことができず、10年近く、「合わない、痛い、噛めない」状態で途方にくれていたとおっしゃいます。
患者さまはおっしゃいました。
「吉本先生、歯は本当に大切です。歯がなくなってみてはじめてそのありがたさに気がつきました。」
この言葉は単に、歯が「食べ物食べるためだけ」ではない、ということを、入れ歯(義歯)を使うようになり、その不自由さを身をもって経験し、あるいは10年近く十年苦労をされ最善の歯の状態を手に入れた後の感想ですから、真実味があります。
吉本歯科医院は患者さまに対し、診療哲学を持って治療に当たってまいりました。
その場限りではなく、10年後も変わらず快適にお過ごしいただけるために、あらゆる診療計画を設計しております。
それにはまずお電話を頂くか、メールでのお申込で一度吉本歯科医院での相談の日時を受付担当とご相談して頂きたいと思います。
初めてお越しになった際には、どうぞいままでの歯科治療のこと、そして今まで満足ゆかなかった点、そして今後の結果に望むことを全てお話しください。
そして次にご一緒にあなたのお口の状態の現状確認を行ないましょう。
吉本歯科医院は、まず「咬み合わせ」の確認のための診査・診断を行います。
小さいレントゲン、大きいレントゲン全て撮影させて頂き骨の状態すべて確認します。
といえば、「そんなのこれから歯の治療をするのだから当たり前だろう」とおっしゃるかもしれませんがしかし実際は、治療を始める際に、お口全体の診査・診断を行なっている歯科医院は、それほど多くはありません。
思い当たることはありませんでしょうか?
歯科の治療で最も重要なのは、咬み合わせ(補綴)です。インプラントも同じです。
専門的には、咬合(こうごう)と呼ばれています。
吉本歯科医院ではお越しになられる患者さまに対して
「咬み合わせということが、歯科治療において最も大事なんです。」と、開業以来お伝えしております。
しかしこの「咬み合わせということが、最も大事だ」ということに全く気がついていない、そして咬み合わせを全く無視し、安易に歯を削ったり・・・・というのが通常の歯科医院では行なわれています。
また、咬み合わせの重要性は認識していても、実際に咬み合わせをきちんとできる方は、ほんの少数です。
例えば、よくあるご相談です。
「上の前歯が前に飛び出して治して欲しい」といった場合です。
通常であれば、視覚的に見て、出ている前歯だけを引っ込めようとその部分だけの矯正を行い治療計画を立てます。
しかし、吉本歯科医院でのアプローチは全く違います。
「なぜ、前歯が出てきたのか?」という問題点をまず探ります。
前歯が出てくる方の場合、多くはその咬む相手となる下の前歯との咬み合わせが悪い、ということが、原因になっている場合が多くあります。
ですので表に出ている前歯を引っ込める治療を行う場合には、必ずその咬みあう相手となる下の前歯との咬み合わせをきちんと治してから主訴の治療(前歯を引っ込める)に入ります。
その根本の原因となる「咬み合わせ」を考えずに治療をはじめてしまった場合、どういうことが起こるかというと
実際、よくよくお聞きすると、上の前歯の咬み合わせを調整した後、とても楽になった、目覚めがよくなった、奥歯でよくものを噛めるようになった、目の奥の頭痛が無くなった等と言われる方が多くいらっしゃいます。
つまり前歯が邪魔をして、奥歯で咬めなかったということです。
いろいろな歯科医院で治療され、吉本歯科医院へ辿り着いた、という患者さまから、「なぜ、吉本歯科医院ではちゃんと治っていくのですか?」と質問されることがよくあります。
その答えは「咬み合わせをキチンとする」ということを全ての治療の基本にしているから、なのです。
こんな経験はありませんでしょうか?
例えば、合わない入れ歯があります。
歯医者さんに行って、先生にちょちょっと入れ歯を削ってもらう。
しかし、一向に入れ歯は合うどころか、良くはならない。
良くならないどころか、だんだん悪く、ガタガタになっていく・・・・。
咬み合わせが悪いことでお悩みになっていらっしゃる患者さまは「咬めない」「痛い」「おいしくない」ということを、ご自身の身でもって日々実感しておられます。
ですので私が診療の際に、「重要なのは咬み合わせなんですよ」というお話を頭蓋骨の模型などでご説明させて頂きますと、ほとんどの方が「おっしゃるとおりです」と本当にストレートにご理解くださいます。それほど、ご自身で身をもって苦労をされてきたからこそ、私が申し上げる「咬み合わせが歯科治療には最も重要」という真の意味合いをまっすぐに受け止めてくださるのだと私はいつも感じています。
歯の「咬み合わせ」というと、上と下の歯の当たり具合と思っていらっしゃる方も多くいらっしゃいます。
また、歯科医師ですらそのように理解している先生も多くいらっしゃいます。
しかし「良い咬み合わせ」とはお口を開けて頂き、表面上の歯だけを診察しても判断が付かないものなのです。
歯の咬み合わせというのは、実は顎の状態から考えなくてはなりません。
下顎というのは、頭蓋骨に対して固定されることなくぶら下がっているものです。
体の動きに対して体の重心を整えるための「振り子」のような役目をします。
下アゴは体の中で左右に渡ってぶら下がっている唯一の器官です。
つまりここがおかしいと全身のバランスを崩してしまう、ということが起こります。
「良い咬み合わせ」とは簡単に言いますと、顎の関節のいい状態で上下の歯がキチンと咬み合い、また前後左右に下の顎を動かした時に、顎関節に無理な力がかかることなくスムーズに動ける状態のことを言います。
つまり下顎がちょうど「振り子」のようにスムーズに動けるようになってることが必要です。
吉本歯科医院では、こういったことを常に基本に置き、吉本歯科医院で行なうインプラントを含め治療の全てを「良い咬み合わせ」を考慮しながら治療計画をたてております。
そして全てのカウンセリング、診査診断が終了した後、私、吉本彰夫があなた様に、お口の現状、良い咬み合わせを核とした歯科治療することの価値、そしてどうすれば最善の治療となるのかをお話し致します。
残念ながら歯の治療でお困りの方のそのほとんどは、
という、そこにまず失敗の原因がある、
ということをお知り頂きたいと思うのです。
主役である患者さまにはやはり少しでもご自分のお口、それはご自分のお体のことです。つまりあなた様ご自身のことですので、正しい知識をお知りになり、少しでもメリットのある治療を賢く選択して頂きたいと思います。
そういった意味で、吉本歯科医院をご検討されている患者さまには全て、必要な知識をお話させて頂くようにしております。
吉本歯科医院では、患者さまに、ご自身のレントゲン写真の見方をお教えしております。
日本全国どこを探しても、患者さんご自身にご自分のレントゲン写真の見方を教え、ご自分の骨の状態がどこまで溶けているのか、一体いつまで抜かずにおいておけるのか、などを「自分で見れる」ようにまでお伝えしている歯科医院はどこにもないと思います。
私が、患者さんご自身に、ご自分のレントゲン写真だけでも「キチンと見られる視点」を持って頂きたいという思いを持つに至ったには実は理由があります。
「なぜ、こんなになるまでほうっておいたんですか」
「こんなひどい状態になるまでわからなかったんですか」
「もう少し早く来てくれたら・・・・」
私は、「何とかして欲しい」と吉本歯科医院に駆け込んでくださった患者さまのお口を拝見するたびに心の中で、日々心の中でこんな声を叫んでいます。
もし、患者さんご自身でご自分のレントゲンを見ることができたらなら、
もし、患者さんご自身がきちんとした知識を持って「レントゲンを見られる診断力」を身につけることができていたなら、
こんなにひどい状態になるまで「ほうっておく」ということは絶対にできなかったはずです。
私は、患者さん自信が「歯科医師にすべておまかせ」という姿勢ではなく、ご自分でご自分が一体どんな状態かをわかることが、自分の健康は自分で守る、ということに繋がると思っています。
ご自分でご自分の歯の状態がわからない、レントゲンの見方がわからないことの弊害は以下のようなことです。
ご自身のその目で、ご自分のレントゲン写真を正しく見られる視点を持ち、ご自身の歯を支える骨がどの程度残っているのか、厚さはどうか、強度はどうか、一体どの程度の歯周病が進行しているのか、など、そのすべてをご自身で確認することができた時、一体どういうことが起こるでしょう?
患者さんは、すべてを歯科医師のいいなりにならずにすみ、ご自身で本当に納得して、治療方法を選択することができるのです。1年後にもう一度レントゲン写真を撮影し、見ることによって現状を維持できているのか?悪化しつづけているのか?このままではいけないということに気づくことが出来るようになるのです。
もうすでに骨がどろどろになって溶けてしまってから気がついたのではもう遅いのです。
最悪の状況になってはじめて気がつく、歯医者に行く、では、手遅れなのだということをご自身で気がついて欲しいのです。
吉本歯科医院に「なんとかして欲しい」と駆け込んでくださる患者さまはみなさん同じようにおっしゃいます。
「そういえば、歯を早く抜いた方がいいと、言われたことがある」
「でも、抜きたくなかったのでほうっておいた」
その結果・・・・恐ろしいことが待っていた・・・。
こんな流れで私のところにお越しになられる患者さまが本当に多いのです。
それはそのことの重要性を治療の主人公である患者さまご自身が認識できなかった、また、歯科医師がその重要性をきちんとご本人にお伝えしていなかった、ということが原因です。
まさか、はでこんなに苦しむことになるとは、思ってもいなかったし、想像もしなかった、ということです。
こんな患者さまもいらっしゃいました。
「ある日突然、歯がグラグラとしてきた」ということで、歯医者に行きました。
「歯周病が進行しているので、その歯はもう抜くしかないです」と宣告されました。
患者さまはどうしてもその「歯を抜く」という現実が嫌でした。
「歯を抜かないといけない」という現実と向き合うことがどれだけおつらいことか、そのお気持ちはよくわかります。
この患者さまは、歯がグラグラしていても、まあ食事もできないことはないし、しばらくほうっておこう、ということでその歯を放置しておきました。
そして、もうどうしようもなくグラグラとして、ものが噛めなくなってはじめて吉本歯科医院の扉を開かれました。
そして、お口の状態を拝見させて頂いた時、どういうことが起こっていたかといえば
歯を支える骨はドロドロに溶け、ほとんど骨はありません。
そればかりか、両隣の健康な歯にまで歯周病菌がうつり、残念ながら両隣の骨を支える骨まで溶けはじめています。
さらに、鼻と口の境目の骨まで溶け始めており、この患者さまは「食べたものが鼻から出てくることがある」という状態にまでなってしまっていました
鼻と口は当然繋がっていますので、骨も当然繋がっているわけです。
おわかりになりますでしょうか?
どれほど治療に対する重要性、「歯を抜く」適正な時期の見極めが大事か。
こういったことは、歯科医師におまかせではなく、快適な人生を生きる主人公である患者さまご自身が、ご自分でご自分の診断がある程度できる知識を持つことが必要なのだと私は思うのです。
誰しも、その人生を健康で快適に過ごしたいものです。
そう考えたときに、「歯」は、あなたの体の手や足、目、と同じように大事な器官なのです。
歯は「ただ、ものを噛み潰すだけのもの」ではありません。
きちんとした歯で、そして咬み合わせで、ものを噛める、ということはそれだけで全身のバランスを整えることができます。
私は歯ほど大事なものはない、と信じています。
そして、十分に説明をお受けになり、ご自分が行いたい治療が決まりましたらどうぞお申し出ください。
吉本歯科医院では、患者さまに「理解」していただき、「納得」していただき、さらにこれからご一緒に治療を行っていくという「ご希望」がなければ一切の治療には入りません。そのために十分なカウンセリングの時間を設けさせて頂いております。
もちろん希望されない場合は、吉本歯科医院で治療を行わなくても、まったく気にされることはありません。
それは私は、歯科医師が歯の専門家としてまず行うべき事として、歯の専門の立場からの判断をお話しする、もしくは今後の予想をお話しする、ということが最も重要だと思っているからです。
最善の歯科治療は、いつからでも行うことができます。
もちろん治療をを始める時期により、最終的なお口の状態は違った形になりますが、あなた様の心がお口のことをキチンとしようと本当に思った時がタイミングです。
ですのでどうぞお一人でお悩みにならず、お気軽に一度相談にお越しください。
そして何度も言いますが、吉本歯科医院を選ぶか選ばないかは別の問題です。
まずは希望実現のために、お気軽にお電話くださいませ。
咬み合わせを専門としている吉本歯科医院では、おそらく今まで通ってこられた歯科医院とは全く異なる考え方で治療を行っております。
どこに行っても治らなかった、快適なお口が手に入らなかったという難症例の方に対する実績と経験から構築された、四国では唯一の咬み合わせを核とした治療システムのため、従来の「目に見えている部分だけをなんとかする」といった対処療法的な通常の歯科医院での治療に対する常識では吉本歯科医院の治療はイメージすることが非常に困難です。
じっくりとお読み頂き、私ども吉本歯科医院の治療に対する考え方をご理解頂ければ幸いです。